海外コンテンツで緩和ケアを学ぶメリット

トワイクロス先生の本をはじめ、多くの他言語の教科書が翻訳・出版されている現在、海外コンテンツで緩和ケア学ぶメリットは何でしょうか?
 
日本国内のコンテンツと比較して、緩和ケアの国外コンテンツの一番の魅力は、非癌の緩和ケアについてだと考えています。私自身、非癌緩和ケアを体系的に学びたく、KCLの大学院を選択しました。
 
日本では、非癌の緩和ケアは適応が非常に限られていることもあり、まだまだ発展途上です。しかし、米国では、老年医学から緩和ケアが派生した経緯もあり、非癌疾患にも緩和ケアを行う文化が根付いています。また、英国では、全ての疾患に対して開始されたホスピス文化から緩和ケアが発展しており、現在も非癌疾患に対して非薬物的介入を積極的に行っています。
 
次回、緩和ケアに触れることができる国外コンテンツをいくつかご紹介しようと思います。