3月8日は国際女性デー

1904年に制定された、3月8日の国際女性デー。本日は、ジェンダーに関わらない労働力と、推薦図書について少しだけ。
 
女性活躍について、以前「女性にも人権があるし可哀想だから引き立ててあげないとね」とおっしゃる男性にお会いしたことがあります。しかし、労働人口が減少する日本において、女性活躍は、「可哀想だから推進してあげよう」という段階ではないのです。女性活躍というよりも、ジェンダーに関わらず誰もが働くことのできる社会作りは急務の課題です。
 
高齢社会で労働人口が減少し、同時に平均寿命が延び、女性だけでなく男性も親の介護が必要になり、男性も病気でキャリアトラックから一時的に離脱する可能性がある現代日本では、ジェンダーに関わらず持続可能な働き方を推進することが必須なのです。
 
そのためには、「男性が意識を変えるべきだ」と揶揄するのではなく、女性にも沢山努力の余地があります。おすすめの女性キャリア本についてはまた別の記事で述べたいと思います。耳が痛いことばかり書いてありますが、キャリアの本はご一読の価値ありだと思います。
 
ところで本日の推薦図書は、「6時に帰る チーム術」小室淑恵さんの本です。かつての上司に紹介していただき、目から鱗の本でした。なぜ6時に帰ることがチーム全体にとってプラスに働くのか、6時に帰るためにはどのように工夫すれば良いのか、について述べてあります。大切なことは、早く帰ることではなく、「ジェンダーに関わらず誰もが持続的に働くことのできる社会作り」です。
 
組織作りをする時も、誰もが生き生きと働ける組織を目指していきたいと、国際女性デーに改めて思いを強くしました。